2016年参議院選をふりかえって

改選数3の参議院埼玉県選挙区において、野党で2議席を確保してほしい。

そのためには各野党が候補者を立てるのではなく、野党統一候補者として2人に絞ってもらうことはできないだろうか……。

ならば私たち有権者は候補者が出そろうのをただ見守っているだけではなく、県内の「野党共闘」を願う声を集めて野党に届けよう!

その思いでDE+CO@埼玉のプロジェクトは昨年の11月に動き始めました。(詳しくは要望書提出報告へ)

                          

その後、野党共闘に向けて一人区での調整が始まりましたが、複数人区である埼玉県では決してそれが簡単ではないことを、私たちは幾度もの懇談や円卓会議を通し各野党・会派から率直なご意見を伺う中で痛感しました。

 

そんな中、今年3月に社民党埼玉県連は、独自候補者擁立の見送りを発表。(詳しくはお問い合わせに答えてへ)

これにより、埼玉選挙区において打倒自公政権を目指す野党候補者の乱立は回避されました。全国13の複数人区では唯一のことでした。

 

公示直前には「生活の党と山本太郎となかまたち」が民進党の大野もとひろさんと共産党の伊藤岳さんのお二方を推薦候補としました。一選挙区において生活の党から両党の公認候補への推薦は、埼玉を含めて3事例(他は大阪と神奈川)となりました。

 

これらの動きには、広く市民の声に耳を傾けようという各野党の姿勢を感じました。

                        

参議院選挙の結果は、民進党の大野もとひろさんは前回より得票数を増やして2位で再選を果たしましたが、共産党の伊藤岳さんは6年前の2倍以上、3年前との比較で約13万票増やしたものの4位で落選でした。

 

2016年の参院選は「野党で2議席」を実現できずに終わりました。

                      

プロジェクトを終えて、関わったひとりひとりの思いも様々。

各シチュエーション・タイミングにおいてもう少し何かできなかっただろうか、別なやり方もあったのではないだろうか、市民の声に耳を傾けてくれた野党に対して何をすればよかったか、もっとできることはなかったのか、などもあれば、「政治のことなんか全然知らないし」が出発点であり「全くの素人だから」こそ進めることができたやり方や発想もあった、という思いもあります。

 

いずれにせよ、民主主義と立憲主義へ向う道を求めての、野党と市民の協力は始まったばかり。(アベノミクスはいつまでも「道半ば」らしいですが……)

「協力」の方法・道筋などは、個人であれ団体であれ、それぞれの考え方・やり方があって当然ですし、そこから生じる関係性も多種多様になるはずです。その多様性が拡がれば拡がるほど、互いの「協力」関係が深化していくのではないでしょうか。 さらに多くの個人・団体が動き出すことで、「野党と市民の協力」が深化していくことを願います。